派遣営業の月末〜月末だけは
営業の仕事は、意外と自分の好きなタイミングで、お休みが取れます。自分が休みたい日に、アポイントを入れなければ良いだけですし、休みを投げ出さなければならないようなクレーム対応も、何度もあるわけでもありません。
そんな私達が、絶対に休めない日、それが月末の最終出勤日です。
この日は何をやるかと言うと、派遣スタッフの方の給与計算、派遣先企業への請求データ作成の元になる、タイムシート(勤怠データ)の回収です。
派遣先によっては、第一営業日の午前中に請求書を届けなければなりません。そのためには、前日である月末最終出勤日に、スタッフの方の勤怠データが揃い、かつシステムに読み込まねばなりません。
担当している約100人分の勤怠データ回収をコンプリートするためには、事前準備も大切。2日ぐらい前に、メールを送ります。
「月末、最終日には、必ず勤怠データを入力し、指揮命令者さんに承認依頼をしてから、帰って下さい」
月末最終日が金曜日だったり、月曜日だったりすると、お休みをされるケースもあるので、2日前がベストだと思っています。
そして、月末最終日当日。17時30分頃から、パソコンの前にスタンバイし、勤怠管理システムとの睨めっこが始まります。
勤怠管理システム上で、派遣スタッフの方の申請状況が分かるので、1人また1人と申請済みが増えていくのを見守ります。
盛り上がってくるのは、18時過ぎ頃でしょうか?この辺りから、「入力忘れなのか?」「残業なのか?」の判断を迫られます。普段から、残業が多いスタッフの方であれば、「残業だろうから、もう少し待とう」となるのですが、いつも定時の方が入力されない場合は、95%以上の確率で入力忘れです。
ここからはアナログな方法しかないので、とにかく電話をかけます。まずはプライベートの携帯に電話、そしてメール。15分ほど経っても折り返しがなければ、念のためで就業先にも連絡します。
残業中であればいいのですが、「もう帰りましたよ〜」だと、ここからは根比べ(笑)
何度も電話とメールを送り、とにかく折り返しを待ちます。
派遣スタッフさんの勤怠は、本来はご自身で入力いただくのですが、どうしてもな場合のみ、営業が代理で入力、申請が出来ます。スタッフの方を捕まえて、「今日は何時〜何時まで働いた?」が聞ければ、何とか出来るのです。
全てのスタッフの方の勤怠データが回収出来るまでは、帰れないので、とにかく根気強く電話をかけ、待ち続けます。
仕事なので、待つのは仕方ない事なのですが、1人また1人と同僚がコンプリートして帰っていくので、だんだん寂しく切なくなります。
そんなわけで、お願いです。
派遣スタッフの皆さん、どうか月末最終日だけは勤怠入力を忘れないで下さい。
派遣先企業の担当者さん、ちょっと請求書が遅れても、怒らないで下さい。
そして皆さん、派遣営業を、月末最終日に飲みに誘わないで下さい。